夜明け来たる! ギリシャ戦

上の記事から引き続き。
こんなにも面白いように攻撃が展開された試合はこれが初めて!文句無くここまでのベストマッチ。
日本代表 5−0 ギリシャ代表 
(@LTUアレナ?/デュッセルドルフ?)
[得点] 40分 松下 浩
[得点] 47分 大空 翼
[得点] 66分 大空 翼
[得点] 70分 椎名 燿
[得点] 71分 伊武 剣輔
シュート数 12:12(枠内7:3)
●日本代表:3-4-3
若林源三;槌矢郡司('66 氷室明彦)、立浪誠、西郷政光;森川竜司('45 河野敦彦)、高杉和也、騎場拓馬、神谷篤司('45 赤星鷹);椎名燿、松下浩('57 伊武剣輔)、大空翼('70 伊達勲)
ギリシャ:デフォルトメンバー
設定)25分・☆×5、ギリシャは一律に調子「やや悪」*1
(マッチレポ) 
ギリシャの出来の悪さを差し引いても、本大会を控えた最終試合としては上々の出来。大空のCF起用が見事にはまり、伊武&松下の最終枠争いは熾烈を極め、赤星が「主席指揮者」の地位を確固たるものとし、河野がベテランの妙味を見せつけるなど、スペクタクルを存分に堪能出来る展開となった。
前半日本ペース、中盤でややギリシャペースとなっていた前半41分、椎名からの左奥スペースへのパスに飛び出した松下、ペナルティエリア左奥の角度の無い所からのシュートはGKの手を弾いてゴールへ吸い込まれる。再三のオフサイドを喫しながらも愚直にディフェンス裏を突くフリーランを繰り返した末の待望の「模範解答」を示すことに成功。
後半より赤星&河野を投入すると戦況は日本の一方的な展開に。この試合も積極的なオーバーラップを繰り返していた槌矢へのファウルにより獲得したFK、赤星の魔法の足から繰り出されたボールは大空の頭にドンピシャ!オフサイドにも見えたこのプレーだが、相手DFを弾き飛ばしてのゴールはCFは伊達・北村だけでは無いことを証明するに余りあるゴールとなった。
後半21分、中盤でボールを受けた河野の右を槌矢が猛然とオーバーラップ、河野からのリクエスト通りのパスを受けた槌矢はスピードを緩めることなくドリブル、そのままクロスを上げると見せかけて切り返しを入れたところ応対していた相手DFはバランスを崩してよろめく。この動きをあざ笑うかのように低めのクロスを入れる槌矢、それを待ち構えるのは大空、後ろ向きでトラップすると左向きにクルリと反転し、左足からのシュートはゴール左スミをとらえる。
後半25分の4点目も綺麗な形での得点。赤星からのパスをワンタッチで赤星に返した椎名が猛然とペナルティエリア右へダッシュ、この動きに呼応した赤星もワンタッチでこれを椎名にスルーパス、そのパスを受けた椎名がこれもまたワンタッチで放ったシュートは相手DFに当たりゴール右へ吸い込まれた。ドイツ戦同様のワンタッチプレーの結晶によるゴールだが、2人だけでDF陣を翻弄するというより衝撃度の高い得点であった。椎名、長い眠りからついに覚醒か!?
5点目は完全に戦意を失ったギリシャをあざ笑うかのようなゴール。河野からのスルーパスに飛び出した椎名のシュートはGKが辛うじてはじき出す、だが不運にもこぼれ玉の先にはフリーで待ち構えていた伊武。必死に左側へ飛びつくGKをあざ笑うかのように落ち着いてゴール右スミに流し込んだ。
終わってみれば、無失点、怪我人0、枠内シュート7/12、不調選手の復調など申し分の無い展開となった。課題を挙げるとすれば、クロスに挙動不審の対応が見られた西郷ぐらいだが、それでも本大会を勝ち抜く上での戦力はほぼ整備されたと言ってよいだろう。悩ましいのは23人目の椅子を誰が勝ち取るかという点だが・・・。
(本大会までの戦績)
●0−2 浦和
●1−2 エクアドル 得点:田仲
○4−0 大分 得点:椎名耀 田仲 立浪 赤星
●0−1 G大阪
○1−0 FC東京 得点:伊武
●2−3 甲府 得点:伊達 坂本
○1−0 磐田 得点:松下
○3−2 ブルガリア 得点:伊達2 坂本
●0−1 スコットランド
○1−0 バイエルン・ミュンヘン 得点:大空
●1−2 ドイツ 得点:北村
○5−0 ギリシャ 得点:松下 大空2 椎名燿 伊武

*1:モチベ不足・調子不足を反映